良質の卵子育てるにはミトコンドリアが鍵!?

妊活

前回、採卵した卵子が全て胚盤胞になったお話をしましたが

その方、その方によって

妊娠のしにくさっていうのは変わってきますよ

 

子宮を整えればとか、腸内環境を整えればとか 温活すれば、とかそんな単純な問題でも

ないとお話しましたし、妊娠しにくいのは卵子に問題があることが多いともお話してきました。

 

質の良い卵子を作るにはミトコンドリアを活性化させるのが鍵なんですが

そのミトコンドリアはいつ活性化するのでしょうか?

 

卵子は排卵までに時間をかけてゆっくり育つ

排卵の3~4ヶ月までは卵巣から栄養をもらい、後は主に、ホルモンで急激に大きく育ちます。

更に排卵前に成熟をし、受精後は母親のミトコンドリアが細胞分裂のエネルギー源になります。

ここで、ミトコンドリアの質が低いと、受精卵の成長に影響が出るんですね。

 

減数分裂と呼ばれてる、精子と受精する前に自分の染色体を半分にする作業がありますが

その時、ミトコンドリアはエネルギー供給に一役買っています。

①卵子の成長を支えるエネルギー供給

②細胞質の分配をサポート

③質の良いミトコンドリアの選別

と、ミトコンドリアの機能が低下すると、卵子の成熟や染色体の正常な分配が

うまくいかない事があります。

これが、加齢による胚の質の低下や発育不良につながります。

 

受精後、質の良い卵子のミトコンドリアは均整に卵子に分布し、それぞれが活性化して細胞分裂を繰り返しながら

子宮まで運ばれていきます。

 

一般的な体細胞のミトコンドリアの数100~1000倍多いとされている卵子のミトコンドリア

活性化するためのエネルギーも必要になってくるし、

エネルギーを排出すると、活性酸素も多く排出するのです。

 

採卵に向けて育てていき最後の成熟に合わせて活性化をすることで質の良い染色体異常が起こりにくい

胚盤胞まで育てます。

 

 

 

 

 

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