迷走神経刺激療法
関節リウマチや花粉症などの免疫の暴走を抑制し。痛みや痒さの軽減を目指します
【迷走神経刺激の作用メカニズム】
迷走神経刺激(特に耳介迷走神経刺激)は、神経系・免疫系・内分泌系に幅広く作用し、
炎症や痛み、自律神経バランスの調整に関与します。
🔹1. 中枢神経系(脳・脳幹)への入力
迷走神経耳介枝(Arnold神経)を刺激することで、電気信号が脳幹の孤束核(NTS)に伝わり、
NTSから自律神経中枢・視床・扁桃体・前頭前野などに投射されます
これにより、全身性の自律神経の再調整(交感神経の鎮静・副交感神経の促進)が起こります。
🔹2. 炎症反射による免疫制御
脳幹の孤束核(NTS)経由で迷走神経の遠心性経路(出力側)が活性化され、
脾臓や腸管のマクロファージに働きかけ、TNF-αなどの炎症性サイトカインの産生を抑制
この経路は「コリン作動性抗炎症経路(Cholinergic Anti-inflammatory Pathway, CAP)」と呼ばれます
結果として、炎症・免疫暴走の抑制効果(全身性)が期待されます。
🔹3. 痛覚の制御と鎮痛効果
迷走神経刺激により、視床・大脳皮質・中脳水道周囲灰白質(PAG)などに影響が伝わり、
内因性オピオイド(エンドルフィンやエンケファリン)やセロトニン経路が活性化
慢性痛や神経因性疼痛の閾値が上昇(痛みを感じにくくなる)
痛みの直接緩和、特に不安やストレスと関係する痛みには非常に有効
🔹4. 心拍変動(HRV)の改善と自律神経バランスの調整
迷走神経刺激は交感神経優位から副交感神経優位へと傾け、
心拍変動(HRV)を改善し、ストレス応答を減らします
特に慢性炎症や慢性痛・線維筋痛症などで副交感神経が低下している場合に効果大
迷走神経って何もの?
迷走神経とは、脳神経の中の一つで(だい10脳神経)自律神経に重要な役割を担っています
脳の延髄から外耳道、耳介、咽頭、喉頭、胸腔内臓器(気管、気管支、肺、心臓、食道)、
腹腔内臓器(胃、腸、肝臓、膵臓、脾臓、腎臓)などに広く分布している副交感神経で
身体の様々な機能をコントロールしています。
この神経を刺激することで、リラックス効果や抗炎症作用、免疫の暴走抑制、
脳と腸をつなぐ、消化機能を促進するなどの効果が得られます
もともとは、頸の神経に電極を埋め込み電気刺激を与える方法でてんかん発作やうつ、
脳梗塞の上半身の麻痺などの症状の改善に使われていました。
電極を埋め込む方法では、手術や、感染のリスクなどがあり
耳への電気刺激でも同様の結果が得られるとの研究で
耳介への迷走神経領域に 鍼の電気パルスや電極を耳介にクリップで流す治療が多いです。
当院では、近赤外線を照射し、脳への刺激も同時に行っています。
期待できる効果
①関節リウマチの痛み・炎症の消失。
②不妊や妊活の卵子や子宮の機能を向上
③睡眠の質向上・メンタルの向上
④急性・慢性疼痛の軽減
⑤HSP、乗り物酔い改善
当院で目覚ましく変化が見られた症状です。
HSPや不安性など 緊張やストレスが緩和されています
治療について
院とWEBでの両方対応可能となります。
院ではスーパーライザーもしくは鍼パルス15分~30分の治療と
ご自宅で、耳介や迷走神経領域にツボにシールを貼付頂くことで
治療の持続効果が得られるプログラムになっています。
WEB対応では LINEかZOOMでカウンセリング後 必要なシールをお送りし
LINEで経過を伺います。
早い方で即日~2~3日で効果が現れる方もいらっしゃいます。
自己免疫疾患ですと、免疫の暴走を抑制し、痛みを70%まで軽減するには個人差もありますが、
2週間~1ヶ月ほどかかる場合があります。
ですが、痛みの強度は徐々に軽度になり、間隔も長くなります。
注意
投薬されている方は、並行して治療をしてください。
※効果の出方には個人差があります。
院・WEBともに初回カウンセリング込の30分3,500円となります。
耳介シール 1週間分
急性 腰ヘルニア 坐骨神経痛 7,500円~
関節リウマチ 慢性痛 4,000円~
HSP・不安性(程度によるが) 2,250円~
症状によって 金額は上下します
急性の腰痛や50肩などは初めに炎症を抑えていくので
複数枚、及び夜間だけではなく痛みが激しい場合は日中にも貼付し
集中的に修復を図っていきます。
坐骨神経痛などの下肢への放散痛などは 神経を圧迫、損傷している箇所を探し出し
その箇所を別にアプローチしていきます。
詳しくは LINEでもお問い合わせください。